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【北海道セレクションセール2011】2日目の結果

HBA(日高軽種馬農協)が主催するセレクションセールは、1歳市場の2日目が、19日に新ひだか町の北海道市場にて開催された。

 この日は朝から好天に恵まれ、午前8時から行われていた比較展示にも多くの購買者が訪れていた。この日のために見栄えのする馬体作りを行われてきた上場馬は強い日差しを浴びて、まるで体の内側から光を放つかのように光り輝いていた。

 前日と同じように活発な取引の続いた市場は、これもまた先日と同じように売却率50%ほどで推移していく。ヴェルサーチの2010(牡、父マンハッタンカフェ)をこの日、初めての1千万超えとなる1200万円で橋口博氏が落札。その後もレイクミードの2010(牡、父シニスターミニスター)を1550万円で小川勲氏が、レッドジグの2010(牡、父ネオユニヴァース)を1500万円で西川光一氏が落札と、至る場所からの競り合いが落札価格を押し上げていく。

 その後、売却率が50%を割り込むこともあったが、昨日は売却率44.11%だった牝馬に最初の一声がかかり始める。アインライツの2010(牝、父マンハッタンカフェ)を1250万円で小川眞査雄氏が、上場馬名あおい(牝、父サクラバクシンオー、母ハナコスマイル)が1010万円で島田久氏が落札と、牝馬でも1000万台の取引馬が現れるようになってくる。

 牡馬、牝馬問わず取引馬が誕生してきたことで勢いを取り戻したセリは、徐々に売却率を回復している。その際にセリを牽引したのは、昨日に続いて1千万を越える取引も珍しくなくなったネオユニヴァースの産駒たち。サマーヴォヤージュの2010(牡)を1310万円で日本中央競馬会が、ゲイロレンヌの2010(牡)を1360万円で杉澤光雄氏が落札と、セレクションセールにおける優良種牡馬として、購買者から認められる存在となっていた。

 この日、初めて2000万台を越える取引となったのが、ダンジグジョイの2010(牡、父ステイゴールド)で、猪熊広次氏が2150万円で落札している。その後、それほど時間を置かずに上場されたムレイニーの2010(牝、父シンボリクリスエス)が、この日に上場された牝馬の最高額となる1550万円で田邊正明氏が落札した。

 その後は売却価格が伸び悩んだものの、残り10頭を切った上場番号373番に上場されたダイワデリカシーの2010(牡、父アドマイヤムーン)が2010万円で(有)ケイアイファームが落札と、この日2頭目となる2000万台の取引馬となって会場を盛り上げた。

 この日の売却率は前日の60.22%から大きく割り込む51.39%となり、売却総額も7億4710万円と、昨日の10億830万円から2億5千万円ほど数字を減らした。2日間の合計では17億5540万円となり、これは昨年の1歳市場、当歳市場を合わせた数字である16億6530万円を上回った。 

*各馬の落札価格は税別。

2011年7月19日20時0分
(JRA-VAN)


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