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【セレクトセール2011】2日目の結果
社団法人日本競走馬協会が主催する「JRHAセレクトセール2011」は12日、苫小牧市のノーザンホースパークにて当歳セッションが開催された。
昨日の1歳セッションでは、
その後も続々と落札馬が誕生していく中、この日、会場にいた誰もがその存在を気にしていた当歳馬が鑑定台に姿を見せる。ウインドインハーヘアの2011(牡、父
7000万円から始まったセリは、すぐに1億を超え、1億5000万円、2億と上限知らずといった感じで競り上がっていく。鑑定人が2億5000万円を口にした後、しばらく静寂が起こり、そしてハンマーの音が会場の緊張感を一気に解きほぐした。この大商いの主役となったのは、昨日、エアグルーヴの2010を競り落としたグローブエクワインマネージメント(有)。
続いて1億の表示が電光掲示板に表示されたのは、カチバの2011(牡、父
このグッドルッキングホースを競り落としたのは、昨日、
島川氏はこの後もミュージカルウェイの2011(牡、父ディープインパクト)を9400万円で落札。この2頭に加えてこの日は8頭の当歳馬を落札と、セリの盛り上げに一役も二役も買っていた。
また、
当歳セッションでは220頭中161頭が取引され、売却率は昨年を上回る73.2%を記録。3年ぶりに70%台を上回った。売上総額は44億4720万円となり、セレクトセール2日間の合計は91億7320万円と、08年以来90億円の大台に届いた。
日本競走馬協会副会長で、社台ファーム代表の
「新規のバイヤーの登録数の増加や、下見に来られる人の数の多さなど、セリに対する期待感は感じていましたが、ここまでの結果を残せるとは思っていませんでした。上場者側もリーディングサイヤーの血統や重賞勝ち馬の産駒や兄弟など、上場者側が血統、馬体ともに吟味した馬を連れてきてくれたことや、この日の当歳セリでいうと、今後の成長を楽しみにしている期待感が活発な取引につながった印象を受けます。震災の影響などもあり、競馬の売り上げは落ちていますが、この結果は今後の競馬界に繋がる結果となったと思います」
と今年のセレクトセールを振り返っていた。(取引価格は全て税抜き)
2011年7月12日20時0分
(JRA-VAN)