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【BCクラシック】ブレイムがゼニヤッタの猛追を退け優勝
BCクラシック(ダート2000m)は現地時間6日、アメリカのチャーチルダウンズ競馬場で行われ、中団馬群の中から追走したブレイムが直線で抜け出し、最後方から追い込んだゼニヤッタをアタマ差退けて優勝。3度目のG1制覇を大金星で飾った。
エスポワールシチーはハナもうかがおうかという出足で先行集団に取りつき、向正面には3番手で入る。レースは前4頭、約6馬身差で後ろに8頭の二分戦。エスポワールシチーは行きっぷりよく4コーナー手前から進出を開始する。逃げるファーストデュードを捕らえ、直線には先頭で突入したが、それも束の間、後続馬が一気に押し寄せて万事休す。懸命な粘りを見せるも直線半ばで余力を失った。
勝ったブレイムは後ろ8頭のちょうど真ん中につけ、向正面ではルッキンアットラッキーと並走する。ルッキンアットラッキーが先に動くと、それを2馬身ほど前方に見て3コーナーから進出。ルッキンアットラッキーの内をこじ開けるようにして直線に入り、残り200m付近で体ひとつ抜け出す。するとゼニヤッタが強襲。一完歩ずつ差を追い詰められ、ゴールでは馬体を重ねられたが、ブレイムは鼻先を残して歴史的勝利を手にした。
ゼニヤッタは例によってゆっくりとしたスタート。1周目のゴール板前を集団から5馬身余り離れて通過する。向正面で追いつき、馬群に突っ込んで4コーナーへ。直線では外に持ち出されて猛然とブレイムを追い詰めたが、わずかに及ばなかった。
(photo by Tomoya“J”Moriuchi)
2010年11月7日9時20分
(JRA-VAN)