ナカヤマフェスタを管理する二ノ宮調教師が、今日（現地時間３０日）の同馬の様子を伝えてくれた。

「今朝はマシーンに入れて引き運動。昨日、追い切る前は体に余裕がありましたが、追い切ってスッキリとした感じがします。食欲があるので、カイ葉もモリモリ食べていますよ。こちらのスタッフの方々も１１年前同様（エルコンドルパサーの時）に良くしてくれるので、ウチの厩舎スタッフもリラックスしています。人が緊張していれば、それが馬に伝わるので、スタッフがリラックスすることによって馬も気分を落ち着けるのです。エルコンドルの時はとにかく攻める調教を心がけていましたが、ナカヤマフェスタに同じことをしたらレースに使えなくなります。ナカヤマフェスタはとにかくメンタル面を上手く調整して、リラックスさせてやることを第一に心がけています。そういったことから、レースへ向けて良い精神面を作る勉強にもなりますね。まぁ、この馬はオーナーが亡くなったり、セリでも安かったりと色々な背景を背負ってきているので、凱旋門賞の舞台へ立てることを特に嬉しく思います。頑張ってもらいたいですね。明日、明後日はラモーヌ調教場で軽い調教を予定しています」と答えてくれた。

本当にナカヤマフェスタに対して思い入れのある二ノ宮調教師なだけに、１１年前のエルコンドルパサーの上を行く結果を期待したい。

(photo by Kazuhiro Kuramoto)

2010年9月30日21時45分
（JRA-VAN）