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【セレクトセール2010】2日目の結果
「JRHAセレクトセール2010」の2日目(苫小牧市・ノーザンホースパーク)は、当歳セクションが行われた。
この日は7頭の欠場馬を除く208頭が上場。雨にたたられた前日とは違って、この日は朝から好天に恵まれたこともあってか、午前8時30分の展示から多くの購買関係者が馬体チェックに勤しんでいた。
午前10時に始まったセリは、この日、最初の上場馬であるピンクパピヨンの2010(牡、父キングカメハメハ)が、(株)サトーに4700万円で落札されたのをきっかけとしたかのように、熱気のこもった取引が続いていく。
エグジジェの2010(牡、父ゼンノロブロイ)をグローブエクワインマネージメント(有)が6700万円で落札。シーズオールエルティッシュの2010 (牡 父ディープインパクト)を近藤利一氏が6600万円で落札と、高額落札馬の期待も高まる中、ついに会場内に1億超えの声をとどろかせたのは、昨年の日本ダービー馬ロジユニヴァースの全弟となるアコースティクスの2010(牡、父ネオユニヴァース)だった。
アコースティクスの2010を1億1200万円で落札した島川隆哉氏は、「ロジユニヴァースの活躍を評価しました。期待も大きいです」と詰めかけた取材陣を前に笑顔で語っていた。また、島川氏はデータの2010(牡、父ディープインパクト)も9200万円で落札。 「ディープインパクトの産駒では一番気に入っていた馬です。父のディープインパクトだけでなく、母の血統も評価していました」と無事にセリ落とせたこともあるのか、安堵感に満ち溢れた表情を見せた。
この日、2頭目の1億円馬となったのが、フェスタデルドンナの2010(牡、父ゼンノロブロイ)で、グローブエクワインマネージメント(有)が1億500万円で落札。ゼンノロブロイ産駒は今年のオークス馬サンテミリオン(牝3)や、セレクトセール出身馬で青葉賞を勝利したペルーサ(牡3)といった産駒の活躍も相成って、昨日の1歳セクションだけでなく、この当歳セクションでも高い評価を集めていた。
また、祖母に年度代表馬エアグル―ヴを持つソニックグルーヴの2010(牡、父ディープインパクト)を8000万円で近藤利一氏が落札。サンテミリオンの半弟となるモテックの2010(牡、父ハーツクライ)を7000万円で金子真人ホールディングス(株)が落札と、セリ後半でも高額取引馬が次々と誕生した。
2010年7月13日19時0分
(JRA-VAN)