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【セレクションセール2009】1日目の結果

HBA(日高軽種馬農協)主催のセレクションセールが、7月21日と22日の両日にわたって新ひだか町・北海道市場で開催されている。

 21日はサラブレッド1歳市場が行われ、牡馬149頭、牝馬92頭が上場。午前中から大粒の雨が落ちてくるあいにくの天気となったが、市場の駐車場に車が入りきれないほどのにぎわいを見せていた。

 セリ当初こそ主取が続いたが、次第に人の入りの多さが次第にセリ結果にも反映されるようになり、サンタママの2008(牡、父ネオユニヴァース)を2200万円でKMプロデュースが落札。ネオユニヴァース産駒はステファニーズホープの2008(牡)が2100万円で久米田正明氏に、ダイイチボタンの2008(牡)が1800万円で猪熊広次氏が落札するなど、好調な売れ行きを示していた。

 この日、初めての3000万円台の落札馬となったのが、プラチナハートの2008(牡、父ファンタスティックライト)で 大野商事が3000万円で落札。来年度にデビューを迎える、日本でのファンタスティックライト初年度産駒の注目度をセリ結果で証明する形となった。その後もマドモアゼルシッシの2008(牡、父スペシャルウィーク)が2500万円で山元哲二氏が落札するなど、2000万円台の落札馬が平均価格を引き上げる中、セリも終盤に近づいた頃に上場されたインディペンデンスの2008(牡、父ネオユニヴァース)がこの日の最高落札額となる3060万円で (有)フォーレストが落札。

 飼養者である天馬ステーブルの小林政幸さんは、
「持って生まれたものも評価につながったと思いますが、スタッフの管理もこの馬の評価をさらに引き上げてくれたと思います」
 と満面の笑みを浮かべながら話していた。

 この日は241頭中132頭が落札され、売却総額は昨年を1億4千万近く上回る12億3910万円を記録。売却率も昨年より7.84%ポイントを上げた54.77%となった。

 この結果を受けた荒木正博HBA組合長は、
「始まる前は不安感も大きかったのですが、展示から多くのお客さまに足を運んでもらえましたし、この経済状況下でこれだけの売上があったことに心から感謝しています。また、今年からは2歳重賞を対象とした市場奨励賞が創設されたことも購買意欲につながったのではと思います。明日の当歳市場も期待が持てそうですし、これからのサマーセールやオータムセールにもつながっていくのではないでしょうか」
 と語っていた。

*各馬の落札価格は税別。

2009年7月21日20時10分
(JRA-VAN)


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