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【セレクトセール2009】2日目の結果
13日から15日にわたって苫小牧・ノーザンホースパークで開催されている「JRHAセレクトセール2009」(主催・社団法人日本競走馬協会)は、14日に当歳市場の一日目が行われた。
この日は、174頭が上場する中、最高額の落札馬となったのが、GJ7勝を含む14戦12勝の成績を残したディープインパクトの半弟となるウインドインハーヘアの2009(牡、父ダイワメジャー)。
父を彷彿とさせる筋肉質の好馬体は、会場の至る場所から声がかかるほどの評価を集めていく。500万単位の激しい競り合いが続いていく中を島川隆哉氏が1億6500万円で落札した。
またこの日はウインドインハーヘア2009の他にも2頭のミリオンホースが誕生。エヴリウィスパーの2009(牡、父ディープインパクト)は1億5500万円で、マイケイティーズの2009(牡、父シンボリクリスエス)は1億2500万円で共に島川氏が落札している。
島川氏は3頭の購入の理由について馬体の良さ、そして母系の良さを評価したと述べ、
「3頭共に高額な取引額となりましたが、それだけに期待は大きいです」
と詰めかけたマスコミを前にして笑顔を見せていた。
毎年注目を集めるこの世代が初年度産駒となる種牡馬では、ウインドインハーヘアの2008が1億6500万円で落札されたダイワメジャーが、この産駒を筆頭に好調なセールスを記録。自身もセレクトセールの出身であるアドマイヤムーンの初年度産駒では、チリエージェの2009(牡)が、この日の産駒の最高額となる5000万円で落札された。
キングカメハメハに代表される持ち込み馬の産駒では、アメリカ年度代表馬Ghostzapperに、アメリカでGJ3勝をあげた母の配合馬であるアイランドファッションの2009(牡)が5800万円で、ドイツを代表する名馬Manduroの初年度産駒となるパイタの2009(牡)が4300万円で落札されている。
2009年7月14日18時30分
(JRA-VAN)