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【セレクトセール2009】1日目の結果
日本最大の競走馬市場である「JRHAセレクトセール2009」(主催・社団法人日本競走馬協会)が、13日に苫小牧・ノーザンホースパークで始まった。
初日は1歳市場が行われ、156頭が上場(欠場馬5頭)。先日、急逝した昨年のリーディングサイヤー、アグネスタキオンの産駒ソニンクの2008(牡)が5600万円で落札。
また、カネヒキリの全兄弟となるライフアウトゼアの2008(牡、父フジキセキ)が7600万円で落札されるなど、セリ開始当初から活発な取引が続く中、この日、初めてのミリオンホース(1億1500万円)となったのが、半姉にエリザベス女王杯馬フサイチパンドラを持つロッタレースの2008(牡、父ディープインパクト)だった。
ディープインパクト産駒はこの馬の他にもスリーダイメンションズの2008(牡)が7000万円で落札されるなど好調な売れ行きを示していた。
セリ会場に熱気が充満してきた中で鑑定台に姿を見せたのが、アドマイヤムーンを半兄に持つマイケイティーズの2008(牡、父ロックオブジブラルタル)。セリが始まって間もなくミリオンを超える声がかかり、1億4500万円で落札されると、場内からはどよめきにも似た声が漏れた。
落札者となったのは(有)ビッグレッドファーム。購入を決意した有限会社コスモヴューファーム社長である岡田繁幸氏は、「海外のセリでもこれだけの馬はいません。将来的には種牡馬となる活躍をしてくれる馬だと思います」と期待を寄せていた。
後半の出場馬ではこの日3頭目となるミリオンホースが誕生。母は4歳牝馬特別を含む重賞4勝をあげ、半兄には朝日杯FSの勝ち馬フサイチリシャールがいるフサイチエアデールの2008 (牡、父シンボリクリスエス)が、1億円で落札。この日、上場されたシンボリクリスエス産駒の中で最高値となった。
シンボリクリスエス産駒はミスベルベールの2008(牡)が5200万円で落札されるなど、サンデーサイレンス系種牡馬の産駒たちが目立つセレクトセールの中でも存在感を示している。
2009年7月13日20時10分
(JRA-VAN)