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【ドバイWC】ウェルアームドがレース史上最大の着差で優勝
ドバイワールドカップ(ダート2000m)は現地時間28日、UAEドバイのナドアルシバ競馬場で行われ、スタートから軽快に逃げたウェルアームドが、直線に入ると見る見る後続との差を広げ、2着のグロリアデカンペオンを14馬身ち切り捨てて圧勝した。勝ち時計は2分1秒01。さらに4馬身半差の3着にはパリスパーフェクトが入線し、日本のカジノドライヴ(藤沢和雄調教師)は、中団馬群から見せ場なく8着に終わった。
カジノドライヴは互角のスタートから最初のコーナーまで好位集団に取りついていたが、鞍上との呼吸が合わないのか歩様を乱す感じになり、中位グループの後ろまで番手を下げる。直線にはラチ沿いから進入したが、先頭争いに加わるシーンは見られず、そのまま流れ込むだけだった。
ウェルアームドは抜群のスタートを切ると、厳しいプレッシャーを受けることもなくマイペースの逃げ。6、7頭の集団を従えて淡々と終盤を迎える。余力十分のウェルアームドは、直線に入ると馬なりで後続との差を広げにかかり、仕掛けのタイミングを待つまでもなく独走態勢。まったくのワンサイドで昨年3着の雪辱を果たした。
(photo by Kazuhiro Kuramoto)
2009年3月29日3時50分
(JRA-VAN)