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【フォワ賞】オルフェーヴルが前哨戦を無事に通過

最後はやや苦労したが、オルフェーヴルは無事に前哨戦を突破した。(photo by Tomoya “J” Moriuchi)

フォワ賞(芝2400m)は現地時間16日、フランスのロンシャン競馬場で行われ、凱旋門賞制覇を目指すオルフェーヴル池江泰寿調教師)が、最後方追走から直線でラチ沿いを抜け出し快勝。1999年のエルコンドルパサー以来、日本調教馬として史上2頭目となるフォワ賞優勝を果たした。1馬身差の2着に地元のメアンドル、さらにクビ差の3着には英国のジョシュアツリーが続き、オルフェーヴルの先導役を担ったアヴェンティーノは最下位で仕事を終えた。

アヴェンティーノがゲートを決めて難なく先頭へ。約2馬身間隔でジョシュアツリー、メアンドルの順に向正面の坂を上る。序盤から超がつくほどのスローペースで流れ、オルフェーヴルは首を振るなど力みが目立ったが、フィオレンテと並走状態から徐々に折り合いもつき、最後方に収まって追走。隊列は坂を上り切った辺りで1馬身ほどの等間隔に凝縮し、そのまま坂を下っていった。

フォルスストレートの中間を迎えた辺りでジョシュアツリーと4番手のフィオレンテが少し位置を上げたが、オルフェーヴルはピッチが上がる中でも手応え良く最後方に待機。直線に向かってメアンドルとフィオレンテが外へ進路を取る一方、オルフェーヴルはラチ沿いを進出し、アヴェンティーノに内を開けてもらうような形でスパートする。オルフェーヴルは難なく先頭に顔をのぞかせ、そのまま突き抜けるかに思われたが、そこからの反応が今ひとつ。鞍上のステッキを盛んに受けて何とか1馬身ほど抜け出し、食い下がるメアンドルとジョシュアツリーを振り切った。

2012年9月16日23時15分
(JRA-VAN)


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